夢inシアター
採れたて情報館/No.75

魔女っ子★マキの1998年ベストテン


1998年も色々な映画があったのですが、ここで強引にベストテンを作らせていただきました。昨年の12月後半から、今年の12月前半まで、劇場で観た96本の映画から選んでみました。いわゆる、好きな順に並べてみました。
なお、今年は1位〜3位までのランク付けに大変苦労しました。正直言ってこの3本、どれが1位でもいいような気がしています。要するにダントツの作品がなかったってことかも知れませんが、とりあえずこの1年の世相を一番反映している作品として「学校III」を1位に選びました(2位の「ムトゥ」はその反動かな? ^^;)。

【第1位】学校III

山田洋次の「学校」シリーズの第3弾です。前2作が文部省推薦みたいな作品だったので、それだけで敬遠してしまった人が多かったのではないかと思います。出来れば全く別の作品として発表して欲しかったなぁ。将来、1998年という年を振り返ったとき、きっとこの映画のことも一緒に思い出すことでしょう。久々に心にしみた日本映画でした。

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【第2位】ムトゥ踊るマハラジャ

世間の評判どおり、まさに「目からウロコ」の一作です。究極のエンターテイメントここにあり! 天国がこんなところだったら死ぬのも悪くないなーって、思いましたもの。

【第3位】恋の秋

フランスのフツーすぎる中年女性が主人公のお話。少女のように恥ずかしがりやで引込み思案、しかも意地っ張り。そのまんま舞台を日本に移しても全く違和感ない設定が、たまらない親近感を生んでなんとも微笑ましい。

【第4位】グッド・ウィル・ハンティング

今年の青春映画と言えばこれ。主人公が周囲の人々とのさまざまな関わり合いを通して成長してゆく物語ですが、特に自分の生き方とか進路に迷っている若い方にはぜひ見ていただきたいお薦め作品です。

【第5位】タイタニック

「プライベート・ライアン」同様、この映画を無視することはできないだろうな〜。視覚的な映画の素晴らしさをこれほどまでに堪能できる作品は他にないだろうと思います。やっぱりすごい映画です。

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【第6位】L.A.コンフィデンシャル

大人の鑑賞に耐える犯罪ドラマとでも申しましょうか。登場する3人の刑事がそれぞれかっこ良く、紅一点のキム・ベイシンガーの謎めいた美しさがひときわ光ります。ラストの後味の良さにも満足しています。

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【第7位】ジャッキー・ブラウン

こちらもおばさんが主人公のお話で、これまた胸のすくようなカッコ良さなんだわ〜。いちおう犯罪映画ですが、中年男女のプラトニックなラブストーリーにもなっているため、タランティーノ映画はちょっと苦手という方にもお薦め出来るわかりやすい娯楽作品です。

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【第8位】プライベート・ライアン

好きな作品とは違いますし、見るのがむしろ苦痛かも知れないですが、やっぱり多くの方に見てもらいたいと思います。私自身、今迄に2度もオスカーを受賞したトム・ハンクスをそれほどの役者とは思わなかったのですが、この映画の彼の演技は確かに素晴らしいと思いました。

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【第9位】トゥルーマン・ショー

ストーリーも奇想天外ですが、ともかくジム・キャリーがとっても チャーミング! 映画の内容についてはいろいろ考えさせられるものがありますね。まじめに考えれば実に恐い話なんですが、まー、はっきり言えるのはこの映画には悪人が出てこないってことです。おっかないことってのは往々にしてそういうことなんですよね〜(って、何言ってるのか意味わからない? どーもすみません_)

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【第10位】キャリア・ガールズ(ビデオ)

今年見たビデオの中から一番印象に残った1本を選びました。いちおう女同志の友情を描いたお話ではあるのですが、特別な盛り上がりのある映画ではありません。でもなぜか、登場する二人の女性の演技がいつまでも印象に残っている一作。特に女性にお薦めです。

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ちなみに私は花粉症のため、3月4月頃に見た映画は体調が悪かったせいかどれも十分楽しめませんでした。世間で評判の良かった「フル・モンティー」「恋愛小説家」「桜桃の味」などがそれで、こればっかりはビデオで見直しても映画館での臨場感とは比べるべくもなく、本当に残念なことをしたな〜という気分でございます(T_T)。
魔女っ子★マキ
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