夢inシアター
採れたて情報館/No.50

おゆう@NewYork


GW後半の一週間、18年ぶり(うん、初めて行ったのは10歳の時ね・・・(^^;)にようやく再訪なったニューヨーク(以下NY)のブロードウェイ(以下 B'way)で、劇場巡りをして参りました! 5泊7日という短い旅程でしたが、その殆どを観劇に費やし、素顔のナタリー・ポートマンちゃんの舞台や、年内はチケット完売と言われていた「ライオン・キング」、そして永遠の金字塔である「ザ・ファンタスティクス」とNYならではの作品を観て来ましたので、それも含めてあれこれレポートしてみます。




治安

ミュージカルは観たいけれど治安の点がどうも不安で・・・というのがなかなかNYに出かけられない最大の理由でしたが、近年の「きれいで安全な街作り」運動が素晴らしい成果を上げているらしく、以前に比べて格段に安心して歩けるようになりました。かつては考えられなかった夜の女性の一人歩きですが、昼夜を問わず大通りの角々にはお巡りさんが立って見張っていてくれるので、少なくとも劇場がハネた後(だいたい午後11時近くになってしまう)B'way や7thアベニューあたりをミッドタウンのホテルまで、徒歩で15分くらい歩く分には殆ど危険を感じるような事はありませんでした。それに以前は夜中にパトカーや救急車のサイレンの音がひっきりなしに聞こえてくるので、うるさくて眠れないという印象がありましたが、それもめっきり少なくなったところをみると、事件も減少しているのでしょうか。

地下鉄

臭い、汚い、危険と3Kなヤツだった地下鉄も、余程怪しい場所にでも行かない限り、夜間を除いては乗っても問題ナシのようです。落書で汚れ切ったような車両も殆ど見られなくなってましたし、ホームレスも居ない。なにより旅行者にも路線が明快で理解し易い。これなら地上の交通渋滞を考えたら利用しない手は無いでしょう。安全な時間帯なら、女性も子供もティーンズ達も乗ってました。

喫煙

西海岸から始まった嫌煙運動がNYにまで広がっていて、殆どのレストランや公共施設は禁煙となっています。が、決してニューヨーカー全員がタバコを吸わなくなったのではないので、かえって歩行喫煙やポイ捨てが多いように思います。また、劇場での休憩時間には、みんな劇場の外で一服するのでここでもポイ捨てが多い。おゆうはさすがにポイ捨てする気にはならなかったので、友人のアドバイスに従ってオヤジ臭く携帯灰皿を持参しておりましたが、彼らには分煙という考え方は無いのでしょうか。その方が街は汚れないし事故も少ないと思うのですがねぇ。

劇場チケット入手方法

目下入手が非常に困難なのはディズニーの「ライオン・キング」、ちょっと大変そうなのが「レント」「シカゴ」といったところでしょうか。後は現地に行ってからでも、どうにでもなるって感じです。半額チケット売り場(tkts)も窓口が開いた直後は長蛇の列ですが、時間をずらせば短時間で購入できました。

tkts
半額チケット売り場(tkts)はパレス劇場のすぐ目の前

それでは、今回観た作品とそれぞれのチケットについて、順番にリストしてみます。

The Life-ライフ-

スケジュールの関係で、観劇当日の朝に劇場窓口でクレジットで購入しました。手数料等は無く、1階9列目の最上席($75)をゲット出来ましたが、半額チケット売り場でも毎日のようにチケットは売られていました。

The Fantasitics-ファンタスティクス-

ギネス・ブックにも載っている38年という世界最長ロングランミュージカルなので、チケットはいつでもアリと思っていたのですが、日本のチケットエージェンシーに問い合わせたら結構混み合っているという事だったので、見逃したくないばっかりに、高い手数料を払って日本で入手しておきました。でも劇場に行ってみたら、案の定空席はた〜くさんありましたので、半額チケット売り場での入手で充分でしたね。

The Lion King-ライオンキング-

日本のエージェンシーにも無い。日本から現地のエージェンシーに問い合わせても無い。ついでにNYに留学中の知人に頼んで探してもらっても無い。それじゃぁ、観劇当日のキャンセル待ちの列に早朝から並ぶか、ダフ屋から買うしかないか・・・と腹をくくって(?)手ぶらのままNYに到着した日、一応劇場窓口で情報を聞き込んではみたのですが、とにかく今年一杯のチケットは完売だから、当日朝8時からの立ち見券の売り出し時間に来るか、キャンセルチケットが出るかもしれないので、その場合は10時に来いと言われました。でもこの「ライオンキング」もNYに来る大きな目的のひとつでしたから、何としてでもチケットが欲しい訳で、試しに日系クレジット会社のNYオフィスに泣き付いたところ、$225のプレミアム・チケット(定価は$75!)なら何とか手に入るかもしれないという事だったので、ええぃ、ままよ! と申し来んだところ、めでたく水曜昼の部(幸いキャストは本役のままだった)のチケットが手に入りました。 取れた席はなかなかに良い所でしたが、それにしてもなんとお高い・・・

Beauty and the Beast-美女と野獣-

上演4年目になる作品なので、当日の半額売り場でも余裕で手に入ります。因みに半額売り場で購入すると、定価の半額プラス手数料が一枚につき$2.5かかります。

The Diary of Anne Frank-アンネの日記-

これはストレート・プレイになりますが、映画「レオン」のナタリー・ポートマンがアンネ役で出演しているのでミーハー心で観る事にしまして、半額売り場で購入しました。

N.Y.お楽しみ情報





以上が今回観てきた作品ですが、半額チケット売り場で売っているからといって、客足が落ちているのかというと、そうとも限らず、空席が少しあるかなと思ったのはロングランの「美女と野獣」くらいで、あとは客席は殆ど埋まっているという状態でした。

ページ