夢inシアター
採れたて情報館/No.74

TARの1998年ベストテン


今年は今迄に66本の映画を観ました(12/23現在。劇場65本)。広いジャンルの中での順位付けは難しいので、今年も昨年に引き続き「〜な映画」を拾い出してみたいと思います。

【無条件に良かった映画】この森で、天使はバスを降りた

小さな町の小さなレストランを舞台に、拭い去ることの出来ない過去から飛び立とうと、必死に「今」を生きる少女の姿が描かれる。主演のアリソン・エリオットの自然体がとても良い。悲劇でも「悲劇」に終わらせない作りが、映画としてとても素敵。

【ばかばかしさが最高の映画】オースティン・パワーズ

世界征服を企み、時を超えて復活したドクター(マイク・マイヤーズ)と、スウィンギング・ロンドンから、やはり時を超えてやって来た諜報部員(やっぱりマイク・マイヤーズ)の戦いを描くコメディー。とことんずれた時代感覚が最高にばかばかしい。

【楽しい気分になった映画】ベスト・フレンズ・ウェディング

ジュリア・ロバーツとキャメロン・ディアスが繰り広げる恋の争奪戦。レストランでの大合唱など、観ていて楽しくなる。彼女達の「口の大きさを競う映画」と言う話もある。

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【恐かった映画】リング

呪いのビデオを見てしまった者は、一週間以内に死ぬ、と言うホラー。レイトショーで観た自分も悪いが、観た後恐くて鏡が見られない。恐くて風呂に入れない。「頭を洗っていて、顔を持ち上げたら、湯船の縁に手が張り付いていたらどうしよう」。

【圧倒された映画】プライベート・ライアン

「格好良い」戦争映画とは一線を画す、まさに「リアル」な戦争映画。悲惨さ、汚さ、痛さ、辛さを、嫌と言う程見せ付けられる。自分は絶対に戦争には行きたくない。

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【打ち切りが気の毒な映画】ポストマン

荒廃した世界で、人々に希望を与えた男(ケビン・コスナー)の物語。スケールも大きく、物語も面白かったのに、何故打ち切りに…。「くだらない噂や批評で分かった気になってないで、皆自分で見てから物を言えよ!」と言いたい。

【興奮した映画】ジャッカル

マフィアが雇った謎の暗殺者(ブルース・ウィリス)と、伝説のIRAヒットマン(リチャード・ギア)の戦いを描く。ノンストップで展開される迫力の追跡劇。

【変な映画】真夜中のサバナ

奇妙な住人の暮らす街サバナで発生した殺人事件を、街を取材に訪れた記者(ジョン・キューザック)の目で追う。クリント・イーストウッド監督は結局何が言いたかったのだろう。やはり記者が次第に「街に取り込まれて行く」姿を描きたかったのだろうか…。

【テンポの良かった映画】TAXI

ひょんなことから、メルセデス・ベンツを乗り回す銀行強盗団、追い掛ける羽目になってしまったタクシー。時速250kmで街を疾走するタクシーは気分爽快。人が死なない所はまるで「ル○ン三世」の様。

【独特の世界に酔える映画】ダーク・シティ

昼の訪ず、夜毎変化する不可解な街。殺人事件の容疑者にされた男。一体この街で何が起こっているのか…。独特の雰囲気に包まれる映画。

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【見事に騙された映画】ゲーム

今の人生を打ち破れる、と言う言葉と共に、弟から送られた「ゲーム」への招待券。間もなく、身の回りで不可解な出来事が起こり始める。一体どこからどこまでが「ゲーム」なのか、全く分からない。結局観ている側も騙される。

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ありゃ、11作品になっちゃった。

で、例によって「おいおい…」映画。
「北京原人」「フラバー」「スターシップ・トゥルーパーズ」「スピーシーズ2」。
TAR
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