![]() 4月25日(金) この日は、オプショナル・ツアーの日で、事前に申し込んでいた所にそれぞれ分かれての行動。私は、グランド・キャニオンに行った。 ホテルから30分くらいバスにのり、着いたのはセスナ専用の飛行場。 そう。このグランド・キャニオン観光は、この飛行場からセスナに1時間乗って、グランド・キャニオンの飛行場へと向かうのである。 しかーし、このセスナがくせ者で、本来ならばこのセスナで上空からグランド・キャニオンの素晴らしい景色を眺めるというコースなのだが、ほとんどの人は景色を見る所ではない。これは1回乗ってみなければ分からないと思うが、分かりやすく言えば、ジェットコースターのすごいのに1時間乗っているという感じで、縦、縦、横、横、丸書いてチョン、ではないが、実際に乗っているとセスナがそんな風に飛んでいるような気がするくらいの揺れ方だったのだ。10人くらいずつに分かれて乗るのだが、降りたときにはほぼ全滅。みーんな顔が真っ白で、そのまま、トイレに直行。なぜか、私だけ一人ぴんぴんしていた。
あの雄大さは日本では絶対にお目にかかる事は出来ないだろう。 あれだけの自然に直面すると、人間がいかにちっぽけなものであるかが嫌でも分かってしまう。 そのくらい説得力のある空からのグランド・キャニオンだった。
前の日は雪が降ったというくらい、風が強く、寒い寒いグランド・キャニオンだった。 バスでは、3カ所の名所で降ろされ、写真タイムが設けられた。 グランド・キャニオンでは歩いて見て回れるのかと勝手に思っていた私は、これにはちょっと拍子抜けしてしまったが、それでも空から見た時とはまた違ったグランド・キャニオンの顔を見ることが出来た。 いくら写真を撮っても、実際に見た時の感動は残せないとは分かっているものの、でも、やっぱりばしばしと写真を撮ってきてしまった。 あっと言う間に、陸でのグランド・キャニオン観光は終わり、またセスナでベガスの飛行場まで、いざ出発。行きのセスナで酔った人の中には、「自分で払うから、バスかタクシーで帰りたい」と言う人まで出てくる始末。しかし、結局そんな勝手な事は許されず、いやいやながらセスナで全員帰ってきた。 こうやって、無事(?)にグランド・キャニオン観光は終わった。 あの感動は忘れないだろう。 ホテルに帰るとみんな前日の遊びの疲れでダウン。 6時頃までお昼寝じゃなく、お夕寝タイム。 その後、近くのショッピング・モールに出かけた。 この途中、ミラージュ・ホテルの前で行われている火山のショーを見る事が出来た。 すごい迫力。残念ながら、トレジャー・アイランド・ホテル前で行われている海賊のショーは、見ることが出来なかった。 ショッピング・モールに着くと、他の人はいろいろとブランド物を買ったり、彼女・彼氏におみやげを頼まれていたらしく、さっさと散らばっていってしまったので、ブランド物には興味がないし、おみやげは免税店で買う物ばかりだった私は一人ぽつんと取り残されてしまった。 しょうがないので、CD屋を見つけだし、掘り出し物はないかと探したのだが、普通のお店では、値段も日本で買うのとほとんど変わらないし、あまり大きい店ではなかったので、掘り出し物も見つからなかった。しかし、アメリカではCDを買って帰ってこようと決めていた手前、手ぶらで店を出るのもしゃくだ、という事で比較的安く売っていたCDを2枚ゲット。 目的を達成し、ちょっとるんるんになりながら、CD屋を後にした。 そのあと、ベガスでは絶対に行こうと決めていた”ハード・ロック・ホテル”に友達と2人で向かった。”ハード・ロック・カフェ”というのは東京にもあるし、どこにでもあるのだが、この”ハード・ロック・ホテル”というのはここベガスだけにしかないのである。 地図を見ながら、暗い中、ちょっと人通りが少なく危なそうな道を30分かけて歩いて、やっと到着した。 やはりベガス。ここも入った瞬間、カジノ場。でも、その中にシェリル・クロウの衣装とギターとか、ジョン・オズボーンの物とかBON JOVI、エアロスミス、元プリンス等々、ロックファンならたまらない、そしてロックファンじゃなくても洋楽を聴く者にとってはたまらない、そんな物が至る所に展示してあった。 これには、またまた感動。もう1回ゆっくり行きたい場所である。 もちろん流れる音楽もそういう音楽ばかり。 そして、ここでちょっとリッチに食事をしよう、という事でホテルのレストランで夕食タイム。 それまで、デニーズとかバーガー・キングとかばっかり食べていた私たちには、とてもリッチに思えたひとときだった。 食後は、このホテルオリジナルのTシャツを買い(これが目的だったりする)、帰りはタクシーで泊まっているホテルまで帰った。 あとで聞いた話なのだが、ここは英語が話せない人は入れてくれないみたいで、友達の中には、せっかく辿り着いたのに、入り口で係りの人につかまって入れてもらえなかった人もいたらしく、私たちはかなりラッキーだったらしい。 ![]() あれを1晩中やっている人の気がしれない、と思いつつ、部屋に戻りそのままダウン。 これで、2日目が終了。そして、これがベガスでの最後の日であった。 |