タイトル

4月24日(木)

初めての海外旅行という事で、楽しみにしつつ、でもちょっぴり不安も抱えながら、成田空港に向かった。成田エキスプレスに乗るのも初めて、パスポートを持つのも初めて、見送り以外で成田空港に行くのも初めてと、初めてづくしで今回の旅行は始まった。
出国審査を終え、どきどきでボディチェックを通過し、15:50発の飛行機で無事離陸。乗る前は、”飛行機の中では絶対に映画を見るぞ”と楽しみにしていたのに、いざ乗ってみたら席が後ろから2番目という事もあり、まったくスクリーンが見えない状態で、映画を見るという当初の予定を泣く泣く変更。ちなみに、この時上映していた映画は「ジャック」と「マザー」。「ジャック」は日本で見逃していた映画だったので、見たかったのに・・・。結局、自分で持っていったCDを聴きながら10時間の内、ほとんどを寝て過ごした。

ロスに朝9:45到着。お腹が空いたので、ロスの空港のバーガーキングで一休み。まあ、アメリカの食べ物は大きいとは聞いていたものの、やっぱりジュースの大きさにびっくり。スモールサイズなのに、日本のレギュラーサイズよりも若干大きいかな、という大きさ。それに、コップだけ買って、自分で中身は入れるというセルフサービスにもちょっとびっくりした。

その後、ロスからベガスまで国内線で1時間飛んで、ベガスに1時頃に到着。
さすがギャンブルの街ラスベガス。空港内にまでスロットマシーンが置いてあるし、ロスの空港とは雰囲気が全然違う。照明を少し暗めにして、あちこちにショーの看板がピカピカしていた。そして、空港からホテルまで市内観光をしながら向かったのだが、ここでもやっぱり目につくのは、カジノ、カジノ、カジノ。ギャンブルの街だから当たり前なのだか、でもこんなにたくさんあるとは思わなかった。カジノがあるという事は、その数だけホテルがあるという事(ホテルの1階には必ずカジノがあるから)で、ホテルの数のすごさにも驚いた。そして、これだけいっぱいホテルがあるにもかかわらず、新しく建てているホテルも何軒かあったりして、日本との規模の違いを痛感したりもした。
ホテルに着いてから、多少の時間があったので、MGMグランド・アドベンチャーに直行。
「オーバー・ジー・エッジ」という、よく遊園地にあるような水の上をふらふら進んでいって、最後滝のように落ちるという乗り物に乗ってきた。見事に頭からびしょぬれになってしまい、乗るんじゃなかったと後悔したのだが、さすがに空気が乾燥しているだけあって、すぐに乾いてしまった。

その後、買い物に行くためにバスに乗り込んだのだが・・・。どうやら方向を間違えてしまったらしい。バスの中でああでもない、こうでもないと一緒に行動していた他の3人と本を見ながら言っていたら、前にいた黒人の男の人が「どこに行きたいんだ?」と尋ねてきた。私たちが、「**に行きたいんだ」としどろもどろの英語で答えると、「そこに行くには全然方向が違うよ」と教えてくれ、そして、バスの運転手に「STOP!STOP!」と声までかけてくれた。だが、バスの運転手は一言、「停留所じゃないと止められないよ!」。私たちは、次の停留所でバスを降り、とりあえず近くのホテルまで歩いた。そのホテルの名前は”スターダスト”。このホテルがなんと、映画「ショーガール」の中に出てくるホテルだったのだ。ノエミがオーディションを受けて出てくるホテルがこのホテル。出たときにノエミにつきまとっていた男がベル・ボーイのバイトをしていたシーン。
見た時から、”もしかして”と思っていたのだが、確信がなかったので、たまたまそのホテルの前で仲良くなったベル・ボーイのおじさんに「ここは、「ショーガール」で使ったホテル?」って聞いたら、「そうそう」との返事。”やっぱり、そうだったんだ”とちょっと興奮しながらじっくり眺めてきた。ベガスのホテルは、結構映画に使われている所が多いらしく、このホテルも他の映画でも使われているらしい。あと、「幸福の条件」で使われたホテルもどこかにあったらしい。
このベル・ボーイのおじさん、日本語が上手く、仕事中だったにもかかわらず、「ベンちゃんでーす。」とか言いながら、べらべらとお喋りしてくれた。おいしいカニのお店とかも教えてくれたりして、とても親切な人だった。

ラスベガスの夜景
ストラトスフィア・タワーの上から撮ったラスベガスのきれいな夜景です。といっても、写真だとそのきれいさが表現出来ていないのがとても残念なのですが。
実はここに上がるにはお金がかかるのですが、お金を払ってでも上がる価値大の夜景です。 
結局、この日は迷ったあげく目的地に辿り着く事が出来ずにホテルに戻り、一休みした後、夜の11時頃にストラトスフィア・タワー(東京タワーのようなもの)に行き、ラスベガスの見事な夜景を満喫してきた。この感激は言葉には表すことは残念ながら出来ない。それくらい、素晴らしい夜景だった。あらゆるホテルがきれいに飾り付けをしているのが集まって出来たこの夜景は、見る価値がある。「うわー」としか言葉に出来なかった。
そして、この感激に浸りながらホテルにもどり、朝の5時くらいまでカジノで遊んで、部屋に戻った。といっても、私自身はカジノはあまり興味が無かったので、お酒だけ貰って飲んで、あとは、みんながやっているのを”よくやるなあ”と見ていただけなのだが。
友達の中にはこの夜だけで、400ドルも負けた人がいたらしい。彼は1晩で持ってきた現金すべてを失ったのである。と、こんな不運な人もいれば、1ドルスロットでしょっぱな300ドルを当てた人もいた。
とりあえず、1日目はこんな感じで終わった。

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