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06-054 唐草入りの三石リング 2007年12月 ラベンダーカラーCZ(φ2.0mm)/SV925 #10
 脇に唐草模様をあしらった、三石伏せ込みのリングです。
近くサファイアを3つ留めたリングを作るので、その試作として作ってみたものです。ラベンダーカラーのCZを三石留めています。
ベースとしているリングは「06-050 月桂樹のリング」と同じです。
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06-055 長印台風リング 2007年12月 アイオライト(φ2.5mm)/SV925 #13
象嵌とか、彫り模様とかを入れられる様に、場面の大きいベースを作ってありまして、そこにアイオライトと唐草っぽい模様を彫ってみました。
さて、このリングを作ってみて自覚したことがあります。
それは「しっかりと意識しないと、右手向きのパターンばかりを作ってしまう」ということです。
右利きだからなのでしょうが、どうしても左側を内側に、右側を外側にした方が落ち着くパターンになってしまうのです。このリングはサイズ的に自分の小指にしか入らないのですが、左手の小指にすると明らかにオカシイ。バランスって難しいです。
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06-059 スカシカシパンのピアス 2008年4月 サファイア(φ1.5mm)/SV925
いわずと知れた(?)「スカシカシパン」のピアスです。
あくまでも写真の品は自分用なので、穴の一つにサファイアを留め、裏側にイニシャルの「A」を彫ってみました。
スカシカシパンはウニの仲間で、成長すると体に5つの穴が開くという変わった生き物です。J-WAVEの東京REMIX族という番組で盛んに取り上げられ(しょこたんがはまっていただけという話もある)、しょこたん&山田五郎さんで歌まで作ってしまっていましたね。いっときLAWSONではしょこたんプロデュースの「スカシカシパン」というパンまで売ってました。
さて、5角形というのは不思議な形で、図形の中に「黄金比」が沢山含まれています。
しかし、僕はこれは逆なのではないかと思います。というのは、原生の動物は哺乳類の様な「左右対称」か、ヒトデやウニの様な「五回対象」のどちらかなのですね。体の構造的に三角形や四角形の動物はいないのです。カンブリア紀よりも更に古いエディアカラ生物群化石からはそういったものも見付かるのですが、カンブリア紀以降は「左右対称」「五回対象」のいずれかに限定されます。つまり、これら以外は後世に生き残らなかったということです。
見方を変えると、我々の様な左右対称の生き物と、五回対象形の生き物とは、三葉虫の時代からの永きに亘る付き合いなのですね。そこで僕はこう考えます。「五角形に黄金比が含まれているのではなく、五角形に含まれる比を『美しい』と感じる様になった」と。仮にそうだとすると、この感覚は人間だけに限定されるものではない筈なのですが、他の生物が「美」という感覚をどの程度持っているのかということまでは判りません。
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06-060 眼力(めぢから、ペンダントトップ) 2009年3月 ドールアイ(アクリル,φ8.0)/SV925
今年はシュールな作品を創ってみようと企んでおりまして、その第一弾がこの「眼力(めぢから)」です。
 左の大きい写真は、若干色加工をしているのですが、真正面にこうやって置いた方が怖いですね…。視線はわざと微妙に正面からずらしてあります。
使ったドールアイはφ8.0mmのアクリル製のもので、裏から入れて蓋をし、全体を伏せ込んで均してあります。
四谷シモンとか、ハンス・ベルメールとかのリアルドールや、以前のルイーズ・ブルジョワの様な「内蔵っぽいもの、生殖器っぽいもの」には惹かれてやみません。その延長として、こういうリアルな「眼」にもたまらない魅力を感じます。今年は少し独自なテイストを創っていきたいものです。
●Googleで四谷シモンを検索
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06-061 伏せ込みの実験リング 2009年9月 CZ(φ1.75,φ1.5x2,φ1.25x2,1.0x6)/SV925
先日ヒコみづのの先生にお会いする機会があり、自分では考えたことのかなった伏せ込み留めの方法を教えて頂きました。その実験で創ったリングです。
どうやっているかは伏せておきますが、とにかくタガネで留めるのに比べて早い!
感動しました。
やはり、沢山の人と会って話をするのは大切なことです。
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