展示室/ビーズ[2]


04-003
蝶のネックレス(約41〜46cm)
2004年7月
デリカビーズ チェコビーズ(ファイヤポリッシュ)

デリカビーズで編んだ蝶です。立体的になっていますが、全てテグスで編み上げており、接着剤等は一切使用しておりません。
チェコビーズは蝶と色味を合わせたものを使いました。
2007年5月
こちらは、知人のオーダーで作った作品です。04-004 蝶のペンダントトップと同じ唐草模様を色違いで入れました。「涼しげな感じで」とのご要望で、チェーンの部分をどうしようか考えていたところ、綺麗な透かし金具を見付けたので組み合わせてみました。色も揃っていて、とてもクールな仕上がりです。

03-009(-*)
ピアス(玉ブラタイプ)
2004年8月
スワロフスキビーズ (クリスタルバミューダブルー/03-009 モンタナST/03-009-2 ターコイズ/03-009-3 カプリブルーST/03-009-4) 丸ビーズ(パラジウムメッキ) チェーン

スワロフスキビーズと丸ビーズで作った、小ぶりで涼しげなピアスです。
青で4色を取り揃えました。クリスタルバミューダブルーは非常に微妙な青です。特殊なコーティングがかけられているのか、光の反射の具合によっては赤も浮き出ます。モンタナSTは若干緑がかった青、ターコイズは不透明の水色、カプリブルーSTは「こんな海で泳ぎたい」青です。
丸ビーズはパラジウムメッキ(プラチナの割金やホワイトゴールドに使用される金属です)で、銀ではなくプラチナの様な冷たい銀色です。

04-004
蝶のペンダントトップ
2004年8月
デリカビーズ

蝶は04-003とほぼ同じ作りで、色を変えてあります。この金の唐草模様はずっと作ってみたかったものです。翅の両端の寸法が約3.5cmです。

03-010(-*)
ピアス(玉ブラタイプ)
2004年9月
スワロフスキビーズ (パパラチャ/03-010 トパーズ/03-010-2) 丸ビーズ(パラジウムメッキ) チェーン

03-009と同形です。秋向けに赤、黄系のものを作ってみました。

03-011
雪の結晶ピアス(玉ブラタイプ 全長約6cm)
2004年9月
スワロフスキビーズ(ソロバン ドロップ) 丸ビーズ(パラジウムメッキ) チェーン

銀色で作った雪の結晶です。結晶は小ぶりですが、全体は長めにしてみました。下がっている水色スワロフスキはカットが細かくとても綺麗です。

05-003
雪の結晶のピアスとペンダントトップ
2004年10月
スワロフスキビーズ(チョークホワイト)/丸ビーズ(パラジウムメッキ)/貫入入り丸ビーズ

フルート演奏家の知人(実は私の先生です)から「白は舞台ですごく映えるのよ、だからお願いねー」と課題を与えられて作成した雪の結晶のピアスとペンダントトップです(左の写真、違う時期に撮ったのでスケールが合ってません)。
ピアスに使用しているスワロフスキビーズは3mm、ペンダントトップの方は4mmです。
丸ビーズはパラジウムメッキのものを使用している為、全体に「白い」仕上がりです。

03-012(-*)
ピアス(軸直出しタイプ)
2005年1月
スワロフスキビーズ(チョークホワイト/03-012 クリスタルバミューダブルー/03-012-2 ルビー/03-012-3 ライトシャム/03-012-4) 丸ビーズ(パラジウムメッキ)

スワロフスキビーズと丸ビーズで作った「ぷち」ピアスです。
05-004
車モチーフのキーホルダ
2005年4月
デリカビーズ
約20x70mm

車を新調した知人から「キーホルダを作って欲しい」と話を持ちかけられて創りました。デザインはその車に合わせてあります。「もっと粗くなるかと思っていた」とはその知人の談。私の創るものは、高密度です。
04-005
黒揚羽ブローチ「黒を纏いて」/ビーズグランプリ2005佳作入選
2005年8月
デリカビーズ

学校宛に来た案内を見る迄「ビーズグランプリ」というコンテストの存在そのものを知らなかったのですが、2002年から始まって今年で4回目になるそうです。
イタリア大使館やオーストリア大使館が後援し、スワロフスキ・ジャパンが協賛するコンテストに、あえてデリカビーズのみを使って出品するという、ある意味チャレンジャーなことをやってみたのですが、ありがたいことに佳作入選をすることができました。
蝶は羽根の一枚一枚をデリカビーズのテグス千鳥編みで作成し、体の部分で互いに立体的に編み合わせています。後ろの銀色部分は、糸を使った格子編みで、テグス編みと比べて軟らかく編み上がります。
裏のブローチ金具はビーズのパーツショップで販売されているものをベースに、銀線で骨組みと支えを組み付けてあります(蝶の重みがある為、下側の支えをしっかりと付けてやらないと、ブローチがお辞儀してしまう)。

実はこの蝶、4年も前にプロトタイプを作成しています。形は同じなのですが、使ったビーズがマット(つや消し)の黒と塗装の金でした。マットはマットで落ち着いた感じがして良いのですが、やはりコンテスト作品としては地味過ぎます。又、ここが鍍金と塗装の大きな違いなのですが、塗装ビーズは塗色が剥げるのですね(拡大写真の金色部分)。
コンテストの案内以降他の色も試してみたのですが、結局色はプロトタイプ同様に黒/金とし、光沢を持たせ、ビーズの質を上げて再作成しました。

04-006
アンティーク調のネックレス
2006年10月
デリカビーズ/プラスチックビーズ
約46cm/29コマ
12g

デリカビーズを編み上げて作ったネックレスです。金と玉虫光沢のかかった紺のコントラストが美しい、アンティークな雰囲気が出た作品に仕上がりました。

デリカビーズは一般的な丸ビーズと異なり、ビーズ編み、ビーズ織りに適したビーズです。このネックレスの各コマは、テグスを用いた千鳥編みでデリカビーズを編んであります。千鳥編みの場合「縦糸」「横糸」といったものはなく、隣り合うビーズが互いに引き合う様に、形を作りながら編み進めます。各コマを作るのに大変手間が掛かり、かつ一つ一つ作る以外に方法がない(貴金属製品の様にコピーができない)為、高目の価格設定になってしまいました。
全体を見ると、コマの大きさを数段階に分け、グラデーションを付けてありますので、シンプルなデザインの割には単調さがありません。
留め金具はネジ式の円筒形のものを用いました。引き輪やスナップ式のものに比べると使い易いとはいい難いのですが、本体のデザインと合わせた時に、このタイプが一番綺麗にまとまるからです(ジュエリー、アクセサリーはアートです。「アート」としての質が落ちる「使い易さ」に絶対的な価値があるとは思えません)。
今回の作品では色の選択からアンティーク調の仕上がりとなりましたが、ビーズの色次第で随分と異なる雰囲気になります。例えば左の「金/黒」の組み合わせでは、高いコントラストの割には派手過ぎず、上品な感じになりますし、真ん中の「銀/白」の組み合わせでは、遠くからでもはっきりと見え、服の色を選ばない仕上がりになります。一方で右の「(かなりピンク味の強い)紫」の組み合わせの様に、服や他のアイテムと合わせた(或いはバランスを取った)色合いにすることもできます。
又、サンプルはまだ作っていませんが、コマの太さや長さを変えることも勿論可能です。ネックレス中央部だけをこういったコマで構成し、チェーンと組み合わせるというのも面白いかも知れませんね。
コマの間の丸ビーズは、今回は金メッキのプラスチックビーズを使っていますが、より上質なメタルビーズや天然石ビーズを使うことも可能です。
自由度の高い作品ですので、興味を持たれた方は、是非ご相談下さい。
2007年9月
デリカビーズ/プラスチックビーズ

こちらはシックに「黒と金」、友人に頼まれて作ったものです。
デリカの黒は綺麗に編むと漆塗りの様な風合いが出ますね。全体が蒔絵の様な、上品な仕上がりとなりました。




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