夢inシアター
採れたて情報館/No.69

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MARIの10月に観た映画


こんにちは。
今年もあと残すところ2ヶ月となりました。年末の「今年のベスト10」は一体どんなものになるのでしょうか?(ん?ちょっと気が早いって?(^^;))
今月も例のものを早速始めましょっ。

10月に見た映画は、
    【WOWOW】
  • SPACE JAM
  • マルセリーノ・パーネ・ヴィーノ
  • ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版
  • アメリカン・バッファロー
  • スウィンガーズ
  • ホワイトハウスの陰謀
    【映画館】
  • プライベート・ライアン
  • マーキュリー・ライジング
の11本です。

SPACE JAM

この映画のサントラはすでに購入済みで、しかも気に入って何回も聴いていたせいか、映画を見ていてもサントラを聴いている感じで、音楽の方で楽しませてもらった感じがする。この映画からは、良い曲が2曲くらい出ているのだ。

まあ、音楽の方はともかくとして映画の方だが、アニメと実写の合作といった感じのものだが、これは別に今となってはめずらしいものではない。が、実写の部分の出演者がNBAの名選手ばかりというのが面白いし、見所の1つとなっている。
なんといっても、天下のマイケル・ジョーダンが何とか星のバケモノとバスケで勝負するという設定なのだから、笑ってしまう。
ストーリー設定は、はっきり言ってめちゃめちゃな所があるのだが、それでもこの映画はこれで良いような気がしなくもない。

気軽に、誰でも見れる映画。そんな映画になっている。
バスケが好きな方、バスケには全く興味がない方、どちらでもマイケル・ジョーダンがアニメ軍団とバスケをする姿は、この映画でしか見れないのでご注目!!(^^)

しつこいようだが、私はこの映画で流れるR.Kellyが歌う"I Believe I Can Fly"が大好きだ。
お薦め度
採点★★★


マルセリーノ・パーネ・ヴィーノ

10月に見た映画の中で一番のお薦め作品は、これ。
作品データによると、「汚れなき悪戯」のリメイク版らしい。

主人公の男の子マルセリーノは生まれてすぐに捨てられ、それを修道僧たちに拾われた。
修道僧たちはマルセリーノを我が子のように大事に育て、可愛がるのである。しかし、母親の顔を知らないマルセリーノは、修道僧たちとの生活を楽しむ一方で、どことなく物足りなくも感じるのである。母親に会いたいというマルセリーノの気持ちは、日に日に強くなり、やがて奇跡が起こる。

笑いあり、涙ありのちょっとせつないピュアな作品となっている。
マルセリーノを演じた男の子の瞳がキレイだったことも印象に残っている。

これもイタリア映画ということで、「ニュー・シネマ・パラダイス」や「イル・ポスティーノ」や「明日を夢みて」などに通じるものもある。(感じ的に)イタリア映画といっても、そんなに本数を見ているわけではないのだが、見るたびに思うことがある。描写がとっても繊細なのだ。ハリウッド映画のようにグワッというインパクトはまったく無い代わりに、繊細な描写の連続でキレイな映画を見せてくれる。
私の中のイタリア映画に対する印象は、そういう感じである。

今回のこの作品も、ちょっとファンタジー系の映画になっているが、マルセリーノの気持ちをうまく見せてくれ、印象に残る映画となった。
お薦め度
採点★★★★


ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版

とにかく見応えのある作品であった。かなり長い映画だったのだが、グッと引き込まれてしまったので、あまり時間が気にならなかった。

仲間の友情、裏切り、苦悩、それらを時代ごとに追いかけて作られているという、大変な力作となっている。
ロバート・デ・ニーロやジェームズ・ウッズの熱演も見所だ。
どんな状況にあろうとも仲間を信頼し続けた男と、自分の利益のために仲間を裏切り、がその後、そのことが重荷となり苦悩し続けた男。
そんな対照的な二人の男に焦点をあて、それそれの人生がじっくりと映し出されるのだ。

あまりに長く、そして中身の濃い映画だったので、まだ頭の中でまとまっていない状態なのだが、良い映画を見たという事だけは確かである。

また、音楽がとても印象的だった。
サントラを探しているのだが、店に置いていない・・・。なんでだ?
お薦め度
採点★★★★☆


アメリカン・バッファロー

こんな映画は、初めてだ。
登場人物が3人しかいないし、最初から最後まで1つの部屋で物語が進行するのだ。
私の中では、かなりの異色作という印象を受けた。
そして、このストーリーが進行していく元ネタはただ1つ。ある1つのコインなのだ。
このコインを巡って、3人の男たち(2人の男と1人の少年)が、ああだ、こうだと議論するのである。

これだけだと何かつまらない映画のように聞こえてしまいがちだが、3人の登場人物の人間性などに注目すると、なかなか奥が深い映画として見ることが出来るような気がする。

が、どうも私には合わなかった。

ただ、ダスティン・ホフマンの力演は見る価値がある。(かなり癖のある役)
小汚い格好をしているので、初めはこれがダスティン・ホフマン?っと驚いたりもしたが、いままで見た映画とはまた違ったダスティン・ホフマンを見ることが出来たように思う。
お薦め度
採点★★★


スウィンガーズ

J・ファブローが自身の体験を脚本化したものらしい。
なかなか爽やかな映画になっている。

この映画は、売れないコメディアンのマイクの恋物語だ。コメディアンを目指してロスに来たマイクは、それまでつき合っていた彼女にふられてしまう。彼女への思いを断ち切れず、毎日毎日彼女からの電話を待つ始末。見かねた友達がマイクを遊びに誘うのだが、ナンパも全部失敗する。さて、マイクは立ち直れるのだろうか?

マイクにとっては深刻な問題を、テンポ良く、切れ味鋭く描写しているところが、この映画の良い点だ。
変にじめじめするのでなく、ユーモアたっぷりに作られているので、とても好感が持てる。
お薦め度
採点★★★


ホワイトハウスの陰謀

10月に見た作品の中で、意外と面白かったのがこの作品。
ウェズリー・スナイプスとダイアン・レイン主演のサスペンス映画である。

ホワイトハウス内で起きた殺人事件を解明するために、ウェズリー・スナイプスとダイアン・レインが奮闘する。アクションもなかなか見所である。
”犯人は誰?”というサスペンスのもっとも基本的な疑問をストーリーの中心に置き、それを複雑にならない程度にうまく伏線で包み込んでいる。
そういう意味で、好感の持てる作品となっている。

最後まで緊迫した雰囲気を保ち続けていたところも、この作品に対してプラスとなっている。
お薦め度
採点★★★☆





今月見たいと思っている作品は、「パウダー」「ガープの世界」「クルーシブル」「走れ!僕のフラッシュ」「クローンズ」「グロリア」「愛と喝采の日々」などです。
あとは、”ジェラール・ドパルデュー特集”と”ロビン・ウィリアムス特集”があるので、それも楽しみです。

では、このへんで。
By : MARI