夢inシアター
採れたて情報館/No.60

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MARIの6,7月に観た映画


こんにちは。
1ヶ月さぼってしまいましたが、今月からまた例のごとく書きたいと思います。6月はなんと新記録達成!! というのも、一ヶ月に5本も映画館で映画を見たのは、未だかつてないことでした。
そして、7月は「追跡者」の1本だけ。まあ、今年はこれまで私としては飛ばしてきたので、ここで休みをとって、後半また飛ばそうかなあっと思ったりしています。
それにしても、これで今年映画館で見た映画の数は14本。去年が1年間で確か16本だったと思うので、それを考えると今年は頑張っているなあ、などと思っていたりします。(^^)

6月・7月に見た映画は、
    【WOWOW】
  • ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合
  • 荒野の七人
  • イングリッシュ・ペイシェント
  • レリック
  • フレッシュ
  • 明日を夢みて
  • アル・パチーノ 天国の約束
  • 若草物語
  • ジャイアント・ピーチ
    【レンタルビデオ】
  • フリー・ウィリー3
  • ボルケーノ
  • アルビノ・アルゲーター
    【映画館】
  • ラストサマー
  • ブルース・ブラザース2000
  • ジャッカル
  • ディープ・インパクト
  • レインメーカー
  • 追跡者
の18本です。

ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合

いやあ、笑った、笑った。久しぶりに、こんなに笑える映画を見た気がする。
途中、しんみりする所もあるが、でもこの映画は楽しい。
エディ・マーフィーならではの映画だ、と言っても過言ではない。

しかし、まあ太っている時と痩せている時のギャップが凄すぎる。だから、余計にその変わり際が面白い。
でも、人間太っている時と痩せている時と、あんなにまでも性格が変わってしまうものなのだろうか?まあ、日頃の鬱憤があったにしろ・・・。

クランプ教授の彼女役の小柄な黒人女性、先月だか先先月だかみた「セット・イット・オフ」に出ていた女性だった。笑顔がとても奇麗だったので、ちょっと印象に残っていた。

映画を見て笑いたい時は、この映画を。
お薦め度
採点★★★☆


荒野の七人

珍しくちょいと古い映画を1本見た。この映画、1960年の映画ということだから、かれこれ40年近く前の映画ということになる。でも、今見ても全然違和感はなかったように思う。

まあ、なんにしろスティーブ・マックィーンが格好イイ。彼の作品は、「ゲッタウェイ」「タワーリング・インフェルノ」くらいしか見ていないのだけれど、渋〜いところが結構好きだ。

他の人では、”あっ、この人見たことある”っという人もいたものの、誰が誰だかさっぱりわからず。でも、面白かった。 あまり西部劇自体見ないのだが、たまにはこういう映画も面白いなあっと思った。
お薦め度
採点★★★☆


イングリッシュ・ペイシェント

こんなにスケールの大きいラブ・ストーリーは、なかなかお目にかかれないかもしれない。公開当時話題をよんだ映画であったが、実を言うとそんなに見たいと思う映画ではなかった。だが、”まっ、一応見ておくか”くらいの気持ちで見たのに、見始めた途端にぐっと引き込まれてしまった感じがする。

時には力強く、時にはもろく、また時には優しく描かれたこの映画は、見応えありだ。出演者もそれぞれ素晴らしかった。
とても存在感のある映画だった。
お薦め度
採点★★★☆


レリック

う〜む、感想なんてありゃしない。
そもそも、なんでこの映画を見たんだろう?、っと見終わった後についつい考えてしまった・・・。
全然、ドキドキもしなければ、おおっ、とも思わせて貰わなかった。
私にとっての”なんじゃコリャ”映画のリストに新たに加わった作品である。
(あ〜、ボロクソ言ってしまった・・・。)
お薦め度
採点★★☆


フレッシュ

なかなか凄い映画である。なにが凄いのかと言うと、この映画の主人公である12歳の通称”フレッシュ”の度胸の良さ・頭の良さが凄いのだ。
この映画は、黒人映画でドラッグ・ディーラーを取り扱ったものである。
この12歳のフレッシュもドラッグ・ディーラーとして、親玉に目をかけられていた。彼は、その仕事はただの仕事として捕らえており、別に自分でドラッグをやっているわけでもないし、不良の仲間に入っているわけでもない、ごく普通の子供なのだ。その彼が、あることから親玉を罠にはめようと行動し始めたのだ。12歳の子供VSドラッグ売買組織の親玉。

このフレッシュの行動が見物だ。そして、彼の行動に未来が見える。
こんな事をしていてはダメだ、という決意が見える。

ただ、ラストの彼のある行動が、私にはまだ理解出来ていない。
う〜ん、あそこであれは一体何を意味してるのか?まあ、ここではその行動がなんなのかというのは言わないが、それが頭にひっかかっていて、すごく気になっているのだ。
お薦め度
採点★★★


明日を夢見て

これはイイ映画だ。イタリアの映画と言えば最近見た映画では、「イル・ポスティーノ」などが思い浮かぶが、この映画もそれに負けないくらいイイ。

監督は、あの感動映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の監督さんだ。この映画も「ニュー・シネマ・パラダイス」と同じく”映画”がちょこっと絡んでくる。

自らを映画監督と名乗り、オーディションをするからという名目で、お金をだまし取るという詐欺師ジョー。田舎町を訪れては、一攫千金を夢みる人々の夢をだまし取っていた。が、ある時、オーディションに来たベアータに心を奪われてしまうジョー。彼女との恋が芽生えた時、ジョーは詐欺師だという事がバレて捕まってしまう。

なんとも切なくなるラブ・ストーリーだ。でも、すごくイイ映画なのだ。
おまけに景色もイイし、音楽もイイし。これは「イル・ポスティーノ」と同じような感じかもしれない。
とりあえず、この映画はオススメだ。
お薦め度
採点★★★★


アル・パチーノ 天国の約束

う〜ん、期待していた程ではなかったかなあっと。
アル・パチーノの白髪頭に、皺だらけの顔を見て、”いつかはアル・パチーノもこんなになってしまうんだろうなあ”なんてしみじみしてしまった。(^^;)

映画紹介には、”感動のヒューマン・ドラマ”と紹介されている映画だったので、その言葉に弱い私はついつい見たのだが、う〜ん、いまいち内容を掴みきれなかったというのが、正直なところだ。

祖父と孫の交流場面などは、ほのぼのとしていて良かったのだが、映画が終わった時に、”何が言いたかったのだろう?”と首をかしげてしまったという事もあり、私としては消化不良の映画となってしまった。
お薦め度
採点★★★


若草物語

小学生の頃に本を読んだことがあるものの、すっかり話の内容など忘れていたので、映画を見て「こんな話だったっけなあ?」なんて記憶を辿ってしまった。

今見ると(当時も?)豪華な顔ぶれの映画である。
母親にスーザン・サランドン、長女の人は知らない人だったが、次女にウィノナ・ライダー、三女にクレア・デインズ、四女にキルスティン・ダンスト&サマンサ・マシス、そして恋の相手役にガブリエル・バーンとクリスチャン・ベール、などなど。よくもまあ、これだけ集めたなあと思う程のメンバーである。

聞くところによると、この映画は製作・監督・脚本と女性が務めたとのこと。それでつい「キルトに綴る愛」を思い出したりもしたのだが(この映画も女性陣で製作された映画)、そう言えば「キルトに綴る愛」にはこの映画の中から3人も出演しているのだ。ウィノナ・ライダー、クレア・デインズ、サマンサ・マシス。まあ、何かの巡り合わせなのだろうが。

それにしても、この映画は上手く作られているなあと思った。1人1人の個性がちゃんと描かれていたし、中でもやっぱり次女ジョーがとても魅力的に描かれている。そして、それをウィノナ・ライダーが上手く演じているのだから、見ていて本当に面白い。活発なジョーを自然体で演じているウィノナ・ライダーは、とても好感が持てた。

これだけ有名な話で、過去にも何回も映画化されている作品を改めて映画化するというのは、非常に難しいものだと思う。もともとの話が有名だと、ストーリーに負けてしまう事もある。また、過去に映画化されているとなると、それらとはどこか違ったものにしなければ新たに作る意味が無くなってしまうから、それをどうするかとかいう問題も出てくるだろう。

私は過去に作られた映画を見ていないし、話もあまり覚えていなかったから、すんなりと見れたし楽しめたのかもしれないが、それにしても、この映画はそれらの問題をちゃんとクリアしているように思う。

そして、これだけ豪華な出演者たちを1人も無駄にすることなく映画を作り上げたというのも評価出来るのではないかと思う。まあ、あえて言うのなら、サマンサ・マシスだけちょっと物足りなかったなあと思ったけど・・・。まあ、出演シーンが少なかったからかもしれないが。
お薦め度
採点★★★☆


ジャイアント・ピーチ

なかなか良かった。「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」を見た時も”すご〜い”と感動したが、今回も”やっぱりすご〜い”って思ってしまった。今回は実写と人形と両方が出てくるのだが、あの人形をあそこまでリアルに見せるのは、やっぱり凄い。人形に魂を吹き込むとはこのことだ!!

大きな桃に乗って、ニューヨークに行くなんていうストーリーも、かわいいし、面白い。桃に乗っていれば食料には困らないし、おいしいし。(^^)

不幸な日々を過ごしていた少年が、虫たちと助け合いながら、憧れのニューヨークに向かうその旅は、なんともほのぼのとしている。

たまには、こういう映画ももっと見たいものだ。
お薦め度
採点★★★★


フリー・ウィリー3

このシリーズのファンとしては、いまいち物足りない結果に終わってしまった。
やっぱりシリーズものってだんだん面白くなくなってしまうものなんだ、と思い残念だったりして。

1作目では、孤児のジェシーとウィリーの友情物語が感動的だったのだが、2,3作目ではストーリーがワンパターンになってしまい、いまいち盛り上がりにかけてしまうのである。まあ、そういう意味では失敗作なのかもしれないが、でもやっぱり見ると、「おっ、元気にやっているな!」なんて思ったりもして、この映画の主人公たちに親近感を覚えてしまうのである。
これは、シリーズものの良いところではないだろうか。

また、私はこの映画の音楽が好きだ。近いうちにサントラを揃えたいなあと思っていたりする。
お薦め度
採点★★★


ボルケーノ

何となく「ダンテズ・ピーク」とダブってしまい、公開中はあまり興味がなかった作品だったのだが、両者ともに面白く、楽しめた。

ロスの地下からマグマが噴出なんて、初めは”なんだあ〜?”って思ったりしたのだが、それを背景に一人の男とその周りの人々の奮闘を、ハラハラ・ドキドキさせながら、見せてくれる。

やっぱり、トミー・リー・ジョーンズはいい味を出している。あの切れ味の良い、独特の雰囲気がなんともイイのだ。どう見ても”おやじ”なのに、何故か格好良く見えてしまうのだ。「追跡者」なんかもそうだった。

また、「フィールド・オブ・ドリーム」や「Dear フレンズ」で子役として、活躍していたギャビー・ホフマンがちょっと大人になっていた。(なんか、自分が年とった気分だ・・・。)

まあ、俗に言う”パニック映画”なのだが、CGも凄かったし、それなりに感動場面ありの、アクションありので、なかなか楽しめる映画ではないかと思う。
お薦め度
採点★★★☆


アルビノ・アルゲーター

あのケビン・スペイシーが監督したという作品。そして、お気に入りのマット・ディロンが出演しているという作品。この2点で、見なきゃ!!と思い、レンタルしてきた。

どこかに泥棒に入った3人組みが、そこから逃げる途中、他の事件の犯人と間違えられて警察に追われる身となってしまう。そこで、ある地下のバーに入ったのだが、そこには裏口がなかった。入り口の外は警察に包囲さている。その状況の中、3人はどのようにして捕まらないように逃げ出すのか?

ゲイリー・シニーズとマット・ディロンが兄弟で、あともう一人という3人組。ゲイリー・シニーズは、らしく頭のいい、落ち着いた感じの役で、マット・ディロンは、こっちにこう言われればその通りにし、あっちにこう言われればその通りにするといった優柔不断な奴。もう一人は考えるより先に手が出てしまうという危険な奴。こういった3人組が、警察の包囲網を突破できるのか?というところを、なかなか面白くストーリー展開させていた。

場面的には、そのバーの中がほとんどを占めており、その中で人質とのやりとりやら、どうやって逃げればいいのかと相談するやら、犯人同士で言い合いをするやら、と話しが動いていく。狭い空間内を使っているため、よほどストーリー展開を良いものにしないと、つまらない作品に終わってしまう危険性も多分にあるのだが、そこはケビン・スペイシー、うまく作っていたように思う。

ラストについては一切触れないようにするが、ラストもなかなか面白かった。
お薦め度
採点★★★





8月のWOWOWは、「ナイトフライヤー」「マーズ・アタック」「デイライト」「身代金」「グース」「スノーホワイト」などが登場します。
その他には、「ディープ・インパクト」の元になったのかなあと思われる「地球最後の日」やユアン・マクレガー出演の「枕草子」、「僕のボーガス」などが放送されます。

上映映画の方でも、「リーサル・ウェポン4」や「スクリーム2」など見たいものばかりだし、7月に見なかった分山になっているビデオも片づけなきゃいけないなあ、なんて思っているのですが、今月もあまり映画を見る時間はなさそうだ・・・。

まっ、とりあえず、だいぶ手を抜きましたが、2ヶ月分まとめての感想でした。
By : MARI