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TARの 1997年の映画ベストテン 昨年末から数えて、ビデオ、機内上映込みで75本の作品を見ました。劇場で観たのは、この内72本。様々なジャンルの作品に順位を付けるのは非常に難しいので、「〜な映画」と言うことで拾い出してみたいと思います。 インパクトの強かった映画:「ロスト・ハイウェイ」 未だに頭の中で整理の付かない、謎に満ちたサスペンス(?)映画です。理解することは不可能なのではないでしょうか? それでいて、欲求不満にさせないのだから、凄い作品なのだと思います。映像に圧倒された映画:「ダンテズ・ピーク」 火砕流や落ちてくる火山弾等の迫力は、他の作品を寄せ付けません。同じ火山映画でも「ボルケーノ」と違い、自然の脅威に主眼を置いています。幸せな気持ちになれた映画:「ザ・エージェント」 正しいと思ったことをしたが為に首になってしまったスポーツ・エージェントと周りの人達の姿を、人間味たっぷりに描いています。トム・クルーズが宣伝で「素晴らしい映画ができました」と言っていましたが、決して嘘ではありません。気の滅入った映画:「プレッシャー-壊れた男-」 ここまで陰湿なサスペンスは久しぶりですね。「娯楽性」は考えずに、ひたすら暗くした、と言う感じです。裏をかかれた映画:「フィフス・エレメント」 まともなSFだと思っていたのが、見事に騙されました(誉めてる)。で、大笑いさせて頂きました。ゲイリー・オールドマンが最高ですね。泣けた映画:「マグニチュード-明日への架け橋-」 今年泣いたのはこれ1本です。もっとも、他に泣ける様な映画は観てませんが・・・。哀愁を感じさせる田中邦衛が良かったです。大笑いした映画:「マーズ・アタック」 金をかけて、俳優を揃えて、これほど馬鹿にした映画を撮れるのは、やっぱりティム・バートンだからなんでしょう。ピアース・ブロスナンを首だけにしちゃったりと、贅沢な作りと馬鹿馬鹿しさの組み合わせ、この大胆さ好きです。マイナーなのが気の毒な映画:「クローンズ」 家庭サービスをする為にクローンを作ってしまうと言うとんでもない映画ですが、「自分達」がいる為に次々と起こる事件とその展開が非常に面白いです。大穴だった映画:「アナコンダ」 「たかが蛇。恐竜が出た今では・・・」と大して期待していなかったんですけど、これが面白かったです。蛇の「素早く動いてすっと止り、相手を睨み付ける」と言う動きが、逆に新鮮でした。重かった映画:「ボディ・バンク」 娯楽作品の様なふりをしていて、「治療の為の人体実験」と言う実はとっても重いテーマを扱った映画。この映画に完全な「善」、完全な「悪」は存在しません。で、おまけ。「おいおい」と言いたくなる映画をタイトルだけ・・・ 「バーブ・ワイヤー」「スペース・ジャム」「レリック」「ロスト・ワールド」「スピード2」「沈黙の断崖」。 TAR
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