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澤井隆の
全米興行 TOP 10(8月第4週)

澤井です。

今週も全米の最新興業成績をご紹介しましょう。

*印の付いている作品は、タイトルをクリックするとそのオフィシャルサイトにジャンプできます。

1*G.I. Jane
$11.1 million(tie)
今週初登場で1位を飾ったのは、以前に紹介したリドリー・スコット監督の最新作です。主演のデミ・ムーアにとっても、久しぶりのヒットとなったこの作品で、彼女は海軍のエリート中のエリート、シールズを目指します。ポスターがなかなか印象的ですよ。監督の名前をみて、そうか!と納得してしまった澤井でした。
1*Money Talks
$11.1 million(tie)
同点1位はクリス・タッカー主演のコメディ映画。この男、近々日本でも公開になるリュック・ベッソンの「フィフス・エレメント」で、ぶっとんだ歌手を演じているんですけども、共演でクレジットされているチャーリー・シーンよりビリングが上のようですねぇ。
3*Air Force One
$8.2 million
5週目に入ってなお、3位をキープするハリソン・フォードのスーパーヒット作。監督はウォルフガング・ペーターゼン。ネバーエンディング・ストーリーなんていうのもありましたけど、メカニックの描写が上手く、重厚なドラマ展開の得意な人です。今回も大統領専用のハイテク・ジェット機を舞台にしたサスペンス・アクションに期待させられます。日本での公開は12月になるようですね。
4*Mimic
$7.6 million
ニューヨークの地下鉄に潜む、突然変異のジャイアント・ゴキブリの話。
5*Conspiracy Theory
$7.3 million
リチャード・ドナー監督、ジョエル・シルバー製作、メル・ギブソン主演、といえばリーサル・ウェポンのゴールデン・トリオ。これがきっかけか、久々の「リーサルウェポン4」の製作にゴーサインがでたという噂が飛んできました。現在脚本執筆中、らしいです。
6*Cop Land
$7.1 million
先週1位で登場したインディペンデント系映画、今週もまずまずの成績。シルベスター・スタローンが最初のロッキー以来久々に演技で勝負に出た最新作は、デニーロにレイ・レイオッタ、ハーベイ・カイテルと怖い顔が並ぶ超豪華キャストで腐敗した警察組織とそれに立ち向かう男たちのドラマです。本当に太って見せたスタローンの熱の入れ様は、それだけで必見。
7*Event Horizon
$4.4 million
今週もなんとかチャートに残った、SFサスペンス。木星に漂着して7年になる最初の光速より早く航行できる宇宙船を復帰させるべく送られたクルーが遭遇する、想像を絶する(常套文句・・・)脅威。個人的にはサム・ニールが好きなので、無事に日本の映画館に来て欲しいのですけれど・・・。主演はローレンス・フィッシュバーン。
8*Leave It to Beaver
$3.4 million
有名なテレビ・コメディの映画版ですが、初登場8位の成績は、映画会社にとっては大失望のようです。
9*George of the Jungle
$3.1 million
ディズニー映画、ファミリー向けコメディは、原始人スタイルが似合いすぎのブレンダン・フレイザー主演。整った坊ちゃん顔の彼は。脱いでもでもきれいな身体なので、こういう役に恵まれるのでしょう。やっぱりおとぼけな演技が見所のようです。
10*Men in Black
$3 million
で、今週のチャートを締めくくるのはMIBです。今、スクリームの上映館でウィル・スミスのタイトル・トラックのビデオクリップが見られます。一言でいうと、そういうノリの映画です(笑)いやあ、笑えます。ところで、「メン・イン・ブラック」今週でついに「ロスト・ワールド」を抜き去って、今年のサマーシーズンを制することになりました。・・・でも日本では当たらないんだろうなぁ・・という気がしたりする。

澤井 隆(さわい たかし)
takkatoh@jp.interramp.com