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澤井隆の
全米興行 TOP 10(7月第1週)

澤井です。
しばらくやっていなかった、全米サマーシーズン興業のトップ10を、一気にアップデートしようと思います。
7月4日独立記念日の週の週末の興業では、初登場の「メン・イン・ブラック」がトップを飾りました。

*印の付いている作品は、タイトルをクリックするとそのオフィシャルサイトにジャンプできます。

1*Men in Black
$51 million
アンブリン製作、バリー・ソネンフェルド(アダムス・ファミリーやゲット・ショーティ)監督の SFコメディ。地球上に済む様々なエイリアンの犯罪調査官を、インディペンデンス・デイも記憶に新しいウィル・スミスと、トミー・リー・ジョーンズが黒服に身を包んで演じています。各種クリーチャーもお楽しみですけど、オフビートでパワフルな仕上がりには期待できそうです。早くも続編決定の噂あり。
2*Face/Off
$16.5 million
この夏、屈指の完成度とさえいわれる、ジョン・ウー監督米国進出第3作。ニコラス・ケイジとジョン・トラボルタが共演する、アクション・スリラー。お互いが容姿を入れ替えた上で対決、という凝った設定のドラマで、2人の演技が見物です。また、お馴染みのスタイリッシュなアクションも期待大ですね。2週目。
3Hercules
$12.4 million
日本での公開も始まったディズニー、ヘラクレス。期待ほどのヒットを飛ばせず、ディズニーの悩みも深い!?
4*My Best Friend's Wedding
$11 million
ジュリア・ロバーツ久々のクリーン・ヒットとなったロマンティックコメディ。
5*Batman and Robin
$8.6 million
日本公開中シリーズ4作目、バットマン&ロビン。シリーズ初期の爆発的な興業力はもう、なくなったようですね。あまり良い批評も見かけませんが・・・。最も派手で、キャストの豪華な一作には間違いなし。3週目。
6Out to Sea
$5.6 million
ジャック・レモンとウォルター・マッソー共演の新作コメディ。1週目。
7*Con Air
$3.6 million
日本で試写と宣伝が始まったばかりのコン・エアー。この夏2本のアクションで暴れるニコラス・ケイジの新作。ザ・ロックでくんだプロューサーと再度のタッグ、愛する妻を守るため、殺人犯となってしまった男が釈放される岐路で出会う、凶悪犯たちによるエアジャック。燃える仕上がりで、ケイジのかっこよさが見物だそうです。ロングランになっています。これが5週目。
8*The Lost World: Jurassic Park
$2.7 million
ロストワールド。シナリオの欠陥も、なんのその。特撮マジックでいきいきと動く恐竜を見るだけでも、それなりの価値がある作品。前作の最終興業記録を抜き去るのは・・少し無理があるかな。
9*Wild America
$1.8 million
3人の兄弟が米国の消えゆく大自然をドキュメントしようとする・・。
10*Speed 2: Cruise Control
$1.3 million
悪評吹き荒れる「スピード2」、原因は説得力のない脚本。興業も失速気味で、前作の4倍かけた製作費の北米劇場公開による回収は絶望的、とか。これが4週目。

(澤井 隆)