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澤井 隆の
全米興行 TOP 10(4月第2週)

澤井です。4月第2週の全米興業で話題の作品をご紹介しましょう。

大ヒット中のジム・キャリー最新作、'Liar, Liar' は、未だ客足衰えず、劇場はかなり込み合っているようです。しかし今週初登場で、これを1位の座から引きずり下ろしたのは 'Anaconda'。タイトルで分かるように、巨大なヘビが登場するアクション・アドヴェンチャーですね^^。しかし個人的には先頃全米でビデオが発売された「ゴースト&ダークネス」の人喰いライオンにしろ、アナコンダにしろ、何でこう古色蒼然としたものしか思いつかないのだろうとあきれているところなんですけどもねぇ。

1Anaconda
$16.5 million
批評では散々のようですが、出演しているジェニファー・ロペスやアイス・キューブの人気にも支えられているようです。ジェニファーは最近、ファンに殺された実在の歌手を演じたヒット作があるヒスパニック系のスター。アイス・キューブは、過去に何本か主演作のあるラッパー。うーん、ますますBっぽい響き。
2Liar, Liar
$14.3 million
ジュム・キャリーが弁護士に扮し、例によってそんなの有り!?のドタバタを繰り広げる。出来はともかく、笑えること間違いなし、だそうです。今年初めて1億ドル突破した作品になりました。
3The Saint
$11.2 million
ヴァル・キルマーが義賊「セイント」に扮するアクション・スリラー。共演、エリザベス・シュー。
4Grosse Pointe Blank
$7 million
今週初登場のジョン・キューザック主演、ブラックコメディ。プロの殺し屋が、高校の同窓会のために故郷の街に戻ってきた…。
5The Devil's Own
$4.3 million
日本でも公開中「デビル」はアクション・スリラーではなく静かなドラマ。全般的に詰めが甘い出来ながら、二人のスターの競演は見応え有り、ですね。
6That Old Feeling
$3.5 million
7Jungle 2 Jungle
$2.3 million
公開6週目で、まだ強い興業力を保っているのがこのコメディ。テレビで名を知られるティム・アレン、日本では「サンタ・クローズ」や「トイストーリー」のバズ役の声で知られるコメディアンです。
8Double Team
$2.1 million
これはジャンクロード・ヴァンダムのアクション巨編。この手の作品は1週目こそ強力な売り上げを誇っても2週目からずるずる落ちるんですね。今回の目玉はバスケットボール界のワル、デニス・ロッドマン。
9Scream
$2 million
今週の驚き!年末に公開され、2ヶ月以上もチャートにとどまっていた、「エルム街の悪夢」のクリエイター、ウェス・クレイブン監督による本格的なホラー・サスペンス「スクリーム」が再び劇場に帰ってきました!しかもベスト10に登場するというこの快挙!一体どうなっているんでしょう。この作品、要注目。ドリュー・バリモアなどが出演。
10The Sixth Man
$1.7 million
バスケットボールを主題にしたコメディ作品。
10Return of the Jedi
$1.7 million
スターウォーズ(中間)3部作、完結編。中間、と書きましたけど、後半3部作は作られないらしいので、当初喧伝された全9作構想はなくなったみたいですね。

面白そうな作品が見つかりましたか?
4月も半ば、これから5月にかけてがサマーシーズンの幕開け。話題作としてトミーリー・ジョーンズの「ヴォルケーノ」、リュック・ベッソンの超大作「フィフス・エレメント」、などなどが今月末くらいから公開されます。これらの情報もいち早くお届けできるよう、頑張りますね。それでは、また。

(澤井 隆 takkatoh@jp.interramp.com)