採れたて情報館 ロゴ25pt.

澤井隆の
全米興行 TOP 10(4月第1週)

最新の4月第1週、全米興業トップ10作品のご紹介をしましょう。

トップを快走しているのはジム・キャリーの最新コメディです。この新作はデビューと同時に3月の歴代オープニング記録を塗り替えており、3週目に入った今週も絶好調。同時期公開だった「デビル」を倒し、今度は新作 The Saintをも破った勢いは本物。3週間で1億ドル突破、夏休みでもないこの時期としては前代未聞の大ヒットとなっています。

今年の夏は「ロストワールド」の影響か、サマーシーズンが前倒しになっているようです。4月下旬から続々登場する強力作品を前に、どこまで記録を伸ばすのでしょうか?

1Liar, Liar
$18.5 million
お馬鹿コメディに戻ってきたジム・キャリーが本領発揮。口先の巧い弁護士が子供の誕生日のお願いに応えるため、24時間のあいだ、嘘をつけなくなってしまう・・。ジム・キャリーの「顔面」を活かすためにだけあるストーリーだそうで…。
2The Saint
$16.2 million
ヴァル・キルマー主演の最新スリラー。世界一の大泥棒が、エリザベス・シュー扮する科学者を救うため奮闘。好調キルマーに、「リービング・ラスベガス」で株を上げたエリザベス・シューとは魅力的なキャスティング。批評はいまいちみたいですが・・。
3The Devil's Own
$7.4 million
日本でもほぼ同時公開となった「デビル」、脚本の問題点や、制作中のトラブルが話題にされていますけどさすがにスター共演の貫禄。会議室では強力なお薦めも出ていますね!ベテランアランJパクラ監督作品です。
4That Old Feeling
$5.2 million
ベッド・ミドラーの新作。新作もそうですが、早く昨秋の大ヒット作「ファースト・ワイフ・クラブ」が観たいですねぇ。
5Double Team
$5 million
ジャンクロード・ヴァンダムの最新アクション巨編。デニス・ロッドマンと共演です。やたら本数が多いヴァンダムですが、決定打に欠けますね。日本ではまもなく「マキシマム・リスク」が公開です。「ハード・ターゲット」でジョン・ウーと組んだヴァンダムは、こちらの作品では同じく香港のリンゴ・ラムと組んでいます。必見。
6Jungle 2 Jungle
$3.4 million
「サンタ・クローズ」で日本にも知られるようになったティム・アレンの新作コメディ。
7The Sixth Man
$3.1 million
8Selena
$2.7 million
9Return of the Jedi
$2.5 million
スターウォーズ・トリロジーの最後を飾る「ジェダイの復讐」、まだ人が入っていますね・・凄い。6月からの日本公開を待ちましょう!シリーズ中最もファンタジー色の強い一編。
10Inventing the Abbots
$2.4 million
1950年代を舞台にした、CMでも人気のリブ・タイラー最新作。「すべてをあなたに」でもとても輝いていた彼女、今後が楽しみですね。

面白そうな作品が見つかりましたか?
冒頭にも書きましたが、これからがサマーシーズンの幕開け。話題作としてトミーリー・ジョーンズの「ヴォルケーノ」、リュック・ベッソンの超大作「フィフス・エレメント」、などなどが今月末くらいから公開されます。これらの情報もいち早くお届けできるよう、頑張りますね。それでは、また。

(澤井 隆)